国家観光局は20日、2017年の春節(旧正月、今年は1月28日)連休の観光旅行の手引きを発表した。それによると、17年は年越し旅行がこれまでで最も盛んな春節になるとみられ、連休期間に観光市場が受け入れる観光客はのべ3億4300万人に達し、前年同期比13.6%増加する見込みという。「北京日報」が伝えた。
同局データセンターが全国のサンプル年60ヶ所で行った「大陸部住民海外旅行意欲調査」の結果、回答者の82%が第1四半期(1-3月)に海外旅行に出かける意欲を示し、半数近くが春節連休期間の海外旅行を選び、海外旅行への意欲の高さがうかがえた。今年の春節には、「南で避寒」と「北で雪景色鑑賞」が国内旅行のトレンドになり、三亜、廈門(アモイ)、哈爾濱(ハルビン)、上海、杭州、成都、桂林などに旅客が集中するとみられる。景色の美しい農村、観光スポットの小村、風情ある県エリア、優良観光都市といったさまざまな観光地、景色の素晴らしい場所、レジャーを楽しめる場所、テーマパーク、旅行を含む総合的な体験ができる場所などが人気を集めるとみられ、温泉、氷雪、島嶼、客船・遊覧船、健康づくりや静養といった新商品、新業態もふんだんに供給される見込みだ。
海外旅行をみると、今年の春節にはのべ600万人が海外に出かけ、中国の春節が世界のゴールデンウィークになるとみられる。旅行の予約状況をみると、遠距離の国・地域では米国、英国、スペイン、ドイツ、スイス、ハンガリー、チェコなどに、中距離・短距離ではオーストラリア、ニュージーランド、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどに旅客が流れている。香港・澳門(マカオ)地区も引き続き近場の海外旅行の主要目的地だ。
人民網日本語版より2017年1月23日
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