中国公安部は20の部・委員会と共に、外国人永久居留証の活用について専門的な研究を行い、中心になり証書の便利化を推進し、永久居留証の身分証明機能を強化した。新しい居留証は年内より発給され、より使いやすくなる。中国の「グリーンカード」の価値が更に高まる。
これは中国が公安改革を全面的に深化し、出入国管理サービスを強化・改善し、国家発展の大局によりよく貢献するための重要な措置だ。2015年9月15日に開かれた、中央改革全面深化指導チーム第16回会議において、「外国人永久居留サービス管理の強化に関する意見」が議決された。公安部は1年以上に渡り、真剣に同意見を貫徹してきた。例えば33の部・委員会が加わる外国人永久居留サービス管理工作協調メカニズムを中心になり立ち上げ、「外国人永久居留管理条例(審査原稿)」を検討・作成した。北京市、上海市、広東省、福建省などでより柔軟性と利便性の高い人材永住制度を模索した。これには主に、人材申請市場化ルート、外国籍華人優遇政策、身分切り替え制度、ポイント評価制などが含まれる。外国人永住制度の全面的な革新に伴い、多くの外国人が中国に進出し、定住している。統計データによると、公安部は2016年に外国人1576人の永住を認め、前年比163%増となった。
記者の調べによると、公安機関は永住の他に、外国人の訪中ビザ、出入国、滞在・居留などの制度の改善を続けている。現在まで全国87カ所の口岸にビザ発給場所を設置しており、15都市で一部の外国人を対象とする72時間以内滞在のビザ免除プログラムを実施している。一部地域では144時間以内滞在のビザ免除を実施中だ。外国人出入国者は2016年に前年比8.89%増の延べ5653万人に達した。
公安部は重点エリアの発展に積極的に寄与するため、一連の広範囲かつ影響力のある出入国制度を発表し、中国での革新と創業に多くの優秀人材を集めている。例えば公安部は2015年7月と2016年12月に分け、上海市科技創業センターの建設を支持する、22の出入国関連制度を発表した。公安部は2016年1月に、北京の革新的発展を支持する20の出入国関連制度を発表し、さらに公安部中関村外国人永住サービスホールを設置した。
他にも海峡両岸の交流を見据え、公安機関はさまざまな便利な措置を講じている。公安部は2015年7月に出入境許可証制度を廃止し、2015年9月には2015年版「台湾居民来往大陸通行証」の全面的な使用開始を発表した。さらに多くの都市の口岸が、台湾同胞の口岸証書発給サービスを提供しており、現在まで47都市に拡大している。開放的な政策環境により、両岸交流が頻繁化した。台湾同胞の大陸出入境者数は、前年比2.5%増の延べ1099万9900人に達した。2016年はさらに4.4%増の1148万5100人となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月6日
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