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習近平主席 トランプ大統領と電話会談

習近平国家主席は10日、米国のトランプ大統領と電話会談した。人民日報が伝えた。

習主席はトランプ氏の大統領就任に祝辞を述べると同時とに、大統領が今月8日、習主席に書簡を送り、元宵節(旧暦1月15日、今年は2月11日)と旧暦酉年の訪れを受けて中国国民に祝福を送ったことについて謝意を述べた。また大統領が中米協力の拡大、中米両国と国際社会に恩恵が及ぶ建設的な二国間関係の発展について努力するとしたことを高く評価した。

トランプ大統領はこうした発言に対して感謝の意を示し、改めて習主席と中国国民に祝福を送った。

習主席は、「トランプ氏が大統領に就任して以来、中米双方は共通の関心事である問題について密接な意志疎通を維持してきた。当面の煩雑で複雑な国際情勢や尽きることのないさまざまな課題に直面して、中米が協力を強化する必要性と緊急性がさらに高まっている。中米両国の発展は完全に相互補完によって達成され、相互に促進しあうものであり、双方は完全によき協力パートナーになることができる。中米関係をしっかりと構築することは、両国国民の根本的な利益に合致することであり、中米という2つの大国が世界に対して果たすべき責任でもある。中国は世界各国との調和・共存、協力・ウィンウィンに向けて積極的に努力していく。中国は米国との経済貿易、投資、科学技術、エネルギー、人的・文化、インフラ設備などのの分野での相互利益の協力を強化し、国際問題や地域の問題をめぐる意志疎通と協調を強化し、世界の平和安定をともに守りたい考えだ」と指摘した。

トランプ大統領は、「習近平主席と電話で話ができることを大変うれしく思う。米中がトップ同士の意志疎通を維持することは非常に重要だ。私は就任以来、双方が密接な連携を維持していることに満足している。私は中国が発展の中で勝ち取った歴史的な成果に敬服しており、中国国民に心からのあいさつを述べる。米中関係の発展は米国国民の幅広い支持を得ている。私は、米中が協力パートナーとして、ともに努力することを通じて、私たちの二国間関係を歴史的にみても新しい高みに押し上げるものと確信する。米国は両国の経済貿易、投資などの分野における、また国際問題における相互利益の協力を強化するよう努力していく」と述べた。

トランプ大統領は、「私は米国政府が『一つの中国』政策を尊重することの高度な重要性を十分に理解している。米国政府は『一つの中国』政策を堅持する」と協調した。

両首脳は密接な連携を維持し、ともに関心を寄せる問題について適時意見交換を行い、各分野での交流協力を強化することに同意し、早期の会談を望むとした。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年2月11日

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