「競技施設を繰り返し利用し、総合的に利用し、長期的に利用する。これは『中国のノウハウ』だ。節約、エコ、クリーンの理念で施設の建設と利用をしっかりと計画し、五輪精神を体現し、勢いに乗じて全民スポーツ事業の発展を力強く推進する」。習近平中共中央総書記は24日に北京市五■松スポーツセンター(■は木へんに果)、首都スポーツ館を視察し、北京冬季五輪の準備について指示を出した。人民日報が伝えた。
2015年7月31日、北京冬季五輪申請代表団はマレーシア・クアラルンプールでの最後のアピール時に習総書記のビデオメッセージを流し、「中国国民は北京で素晴らしい、非凡な、卓越した冬季五輪を世界に捧げることが必ずできる」と表明した。最終的に、中国の北京は2022年冬季五輪の開催権を勝ち取った。
習総書記は北京冬季五輪の準備作業を大変重視している。1月23日、習総書記は北京冬季五輪張家口競技地区の崇礼を視察し、確実で、中国の要素と現地の特徴を体現する開発・建設を行うよう指示した。翌日午後、張家口市で開催した座談会で、習総書記は「スターターピストルは鳴った。どの建設が現在スタートするのか、どの建設が2年後にスタートするのか?計画を厳格に順守し、協調し、秩序良く、落ち着いて、質と量を保ち、北京・天津・河北省の協同発展を促進する必要がある」と強調した。
2月24日、習総書記は北京視察時にも事業の費用、進度、競技期間以外の文化・スポーツ活動について詳しく把握した。アジア冬季大会ショートトラック・男子500メートルで金メダルを獲得した武大靖氏が習総書記から激励された。習総書記は「決勝戦を見た。あなたたちはこの分野のトップクラスの選手であり、来年の平昌オリンピックに全力で準備し、次に北京冬季五輪で一層の大きな成果を勝ち取る必要がある」と述べた。
習総書記は2014年にロシア・ソチで冬季五輪開幕式に出席した。その間、習総書記は冬季スポーツに関する座談会を主催した。これは冬季五輪の夢に関する対話と称賛された。今年1月、習総書記はスイス・ローザンヌを訪問し、オリンピック博物館を見学した。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は「習主席の力強い指導の下、北京冬季五輪は必ずや見事なシーンが続出すると確信する」と表明した。
これからの5年間、北京冬季五輪開催の力を借りて、北京・天津・河北省地域は協同発展の貴重なチャンスを得る。中国の冬季スポーツにとっては、競技スポーツと市民スポーツが共同発展を実現することになる。
人民網日本語版より2017年2月27日
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