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「一帯一路」、新たなグローバル化を切り開く

 

清華大学五道口金融学院『清華金融評論』と工銀国際控股有限公司が24日、「新たな変化に対応し、新たなチャンスを切り開く――新たな情勢を迎えた世界経済の展望、投資機会の判断」をテーマとするフォーラムを共催した。

大手金融機関の指導者、機関投資家、大企業取締役、業界内のベテラン専門家・学者らが出席。複雑に錯綜する新たな国際情勢を迎えた国内マクロ経済動向およびグローバルな投資機会について共に検討し、現在の政策の新たな変化と投資の新たなチャンスについて議論を掘り下げた。

フォーラムはさらにメインフォーラムを開き、「中米政策の新たな変化、グローバルな投資の新たなチャンス」という議題を設定した。研究分野、投資機関の専門家らが議論を掘り下げた。

「一帯一路」、新型グローバル化をけん引

中国投資有限責任公司の祁斌副総経理は、国際情勢、供給側改革、海外M&Aについて見解を述べ、「中国による一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の提案は、新型グローバル化を切り開いた。これは世界の複雑な情勢に対して、経済協力と融合による経済的利益の相互依存という、効果的な手段をもたらした。また海外M&Aによる中国市場との連結により、中国経済の産業アップグレードと供給側改革を効果的にサポートできる」と指摘した。

「現在の世界で最も重要な安定要素、経済成長の原動力は、中国の13億人の消費者だ。中国経済はモデルチェンジ中で、消費アップグレードが供給の水準を上回っている。そのため供給側改革は、我々が現在迎えている最大のテーマだ」

資本そのものに善悪の区別なし

中国保険学界の姚飛副会長は「国家と社会には良き金融、良き保険が必要だ。保険の資金運用にせよ金融資本の投資にせよ、資本そのものに善悪はない。しかし資本行為がルールに合致しても、一連の代価と公的な連鎖反応を起こす」と指摘した。

「保険資本もしくは金融資本、特に進出したばかりの資本もしくは機関は、2016年の紆余曲折と監督管理をへて、中国の国情への理解を深めるだろう。国民生活と実体経済により注目し、互恵・ウィンウィンの理念を持ち、より国情に合う状況となるだろう」

香港の中国本土系企業、資金調達のチャンスを迎える

工銀国際控股有限公司の叢林董事長は、主催者を代表し発言した際に「香港の中国本土系企業の資金調達は、飛躍的発展の戦略的チャンスの時期を迎えている。世界経済構造において安定的に発展する中国経済は、香港の中国本土系企業の資金調達の方針を示し、歴史的なチャンスを生み出した。本土と香港の経済には相互補完性があり、香港の中国本土系企業の資金調達の発展に向け堅固な基礎を築いている。一帯一路戦略と企業の海外進出戦略の発展の加速は、香港の中国本土系企業の資金調達に向け新たな事業と戦略的チャンスをもたらす」と予想した。

「中国の金融ブランドと世界資本市場の架け橋として、当社は香港の本土系企業の資金調達という歴史的な使命と責任を担い、中国資本の順調な出港、飛躍的な発展の実現を支援したい」

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月28日

 

 

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