文・写真=王浩
12月21日健康中国と衛生事業改革の研究成果発表会が北京で開催され、主催側が『中国基層の健康•医療整備と診療サービス』『基層医療関係者と患者関係 現状評価と医療整備計画』などの調査研究報告を発表した。
研究報告は新郷医学院中国城郷衛生調査センターと華中師範大学中国農村研究院が協力し実施したもので、中国の医療資源が最も脆弱な農村を対象とする、現在人々が最も関心を寄せる初診の問題、慢性病治療及び医療関係者と患者の関係という3つのテーマを旨として調査研究が行われた。主催側は教員と学生の計400人以上を組織し、2016年7月~8月の間、河南、山東、四川ら3つの省の農村地域に入って調査を行い、サンプルを採取した。
華中師範大学中国農村研究院の鄧大才院長によれば、先頃政府は『「健康中国2030」計画綱要』を発表し、人々の健康と国家の医療レベルの全面的な引き上げを要求したが、今回発表された農村地域の健康と診療サービスの調査報道は、国家の医療衛生事業に重要なデータ的裏づけを与えるものとなった。またこれは中国で医学院と社会研究機構が初めて発表した医療衛生界の調査である。
「健康中国2030計画」は中国政府が今年10月に「共に健康をつくり、共に健康を分かち合う」をテーマとして発表した計画で、全ての人々の健康と医療衛生事業の将来的な目標が提示されている。
新郷医学院中国城郷衛生調査研究センターは、新郷医学院と華中師範大学中国農村研究院が協力し、2015年7月に成立した学術研究機構で、衛生の管理と政策、衛生の経済と社会保障、衛生情報の資源開発と利用を主な研究方向としている。また華中師範大学中国農村研究院は1980年代に成立し、農村と農民問題について総合的な研究を行う学術機構である。
人民中国インターネット版 2016年12月23日
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