2月27日は旧暦2月2日にあたり、いわゆる「二月二、龍擡頭(りゅうたいとう)」と呼ばれている。この伝統的な祝日は、「春龍節」とも呼ばれており、多くの風俗習慣が現在まで続いている。北京民間文芸家協会の劉一達副主席は、取材に対し、「春龍節は通常、二十四節気の一つ『啓蟄(けいちつ)』の前後に訪れる。昔から、『啓蟄』とは『龍が動き出す』ことを意味しており、つまり、冬ごもりしていた龍が春の雷に驚いて目を覚まし、素晴らしい春の訪れが感じられる頃を指す」と話した。この祝日の風習は、ほぼ「龍」にまつわるものばかりで、例えば「龍鱗餅」や「龍須麺」を食べて開運を祈願する。中国新聞網が伝えた。
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旧暦2月2日、西安市。新年初の散髪をする子供。(資料写真 撮影:李思黙) |
北京地方では、「春龍節」をめぐる様々な風習が残っている。劉副主席は、「開運を呼ぶために、この日には『龍』の字に関係する食べ物を食べる。例えば、水餃子を食べる際に『龍耳』を食べるといい、この日に食べる雲吞を『龍牙』と呼んでいる」と説明した。
北京の人々は、「二月二」には、餅(小麦粉を薄く延ばして焼いたもの)や麺も食べる。これらの料理も『龍』と関係が深い。餅を「龍鱗餅」と言い、麺を「龍須麺」と呼んでいる。
民間には、「二月二は龍が頭を持ち上げる日で、子供も大人も散髪すると幸運に恵まれる」という言い伝えがある。「春龍節」の日に人々が子供の頭を散髪することで、子供の健やかな成長を願う。大人も同じく散髪することで幸運を呼び込むと言われている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年2月27日
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