双方はさらに、共に努力し、互恵協力分野を拡大すると同時に、意見の違いには相互尊重を前提に対応していくことで合意した。中国側はアメリカに対して台湾問題やチベット問題における原則的立場を改めて強調した上で、これら問題を中米の3つの共同コミュニケと「一つの中国」の政策に基づいて適切に対処し、中米関係にマイナスの影響をもたらさぬよう求めた。また、南海問題における中国側の原則的立場を強調した。
会談ではその他の重要な国際問題や地域問題についても意見交換が行われた。朝鮮の核問題については、中国側は半島の非核化や平和と安定の維持、および話し合いによる問題解決を繰り返し強調するとともに、引き続き朝鮮の核問題に関する国連安保理の決議を全面的に実施する意向を示した。さらに、アメリカの韓国への新型迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備に反対することを改めて強調した。
その上で双方は、朝鮮半島の非核化実現に向けて、密接なコミュニケーションと協調を保つことで一致するとともに、核拡散防止や越境犯罪取締などグローバルな問題における協力を拡大していくことで見解が一致した。
なお、習主席の要請に応じて、トランプ大統領は年内に中国を訪問することで合意した。
チャイナネットより2017年4月9日
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