英紙ガーディアンは4月7日、北京大学が約900万ポンド(約12億4000万円)で、イギリスのオックスフォードで19世紀の別荘を購入したと伝えている。
北京大学のオックスフォード進出が去年から始動し、今年2月、購入の手続きを終え、18年に北京大学匯豊商学院(北京大学HSBCビジネススクール、PHBS)のオックスフォード校を設立すると発表した。ヨーロッパと中国の学生を対象とした修士課程(2年制)の1年目はオックスフォード、2年目は広東省深センのキャンパスで講義や研究活動などが行われる。
近年、英ノッティンガム大学、英リバプール大学、米ニューヨーク大学など欧米の大学が、それぞれ浙江省寧波市、江蘇省蘇州市、上海市に進出する中、PHBSのオックスフォード校は中国初の高等教育分野における西側諸国向け輸出だ。
オックスフォードキャンパスが開校する予定の2018年は、ちょうど北京大学設立120周年に当たる。120年前、中国は西側諸国を学ぶため、北京大学の前身京師大学堂を創設したが、120年のあと、中国は西側諸国で教育の海外進出を試みた。
人民中国インターネット版2017年4月10日 |