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「ペット経済」が莫大な資本を呼び込む

 

▽ペット概念株が資本市場に集結

 

ペットの繁殖や取引からえさ、服、おもちゃなどに至るまで、さらにグルーミング、トリミング、エステ、歯磨き、診察、そして最後はお葬式に至るまで、ペット産業には現在、長い産業チェーンが構築されている。狗民網とアジアペット展覧会(ペットフェアアジア)がこのほど共同で発表した「2016年中国ペット業界産業および消費者行動調査報告」によると、昨年の中国ペット産業の市場規模は約978億元で、目下、年平均32.8%のハイペースで成長し、20年には2千億元の大台を突破することが予想されるという。

それほど目立たなかった犬猫ビジネスが、今や1千億元規模の巨大市場を生み出した。市場には可能性があり、資本はこの青海の中でたどり着く岸辺を探し回っている。新三板市場にペット概念株を登場させた企業は6社あり、昨年は4社だった。

ペット市場がどれくらい人気か、こうした企業の業績をみればよくわかる。ペット用食品を手がける佩蒂股フン(フンはにんべんに分)がこのほど発表した年間決算をみると、昨年の営業収入は10.69%増の5億5100万元で、純利益は8036万6100元に達し、同38.05%増加した。

戴院長補佐は、「昨年以降、資本がペット産業に流れ込むようになった。南方資本の一部が現在、活発に動いており、動物病院の買収や合併を進めている」と話す。

活発な資本が流れ込むことで、ペット産業には発展チャンスが訪れたが、寄り集まって一気に動けばバブルを発生させることになる。戴院長補佐は懸念する点として、「獣医は今、ひどく供給不足で、動物病院の規模を大幅に拡大すればサービスの質が低下する可能性がある」ことを挙げる。

 

人民網日本語版より2017年4月14日

 

 

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