生産者物価指数(PPI)がプラスになり、これは工業企業の利益回復にとって朗報となった。16年9月にPPIは同0.1%上昇し、12年3月以降で初めてマイナスからプラスに転じた。その後はずっとプラス成長を維持し、前年同期比上昇ペースも全体として加速し、16年10月は同1.2%上昇、11月は同3.3%上昇、12月は同5.5%上昇だった。17年第1四半期は同7.4%上昇し、引き続き上昇傾向を保った。1月は同6.9%上昇、2月は同7.8%上昇、3月は同7.6%上昇した。
工業の伸びが目立って加速し、企業の利益も急増した。第1四半期、全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の生産額(実質)は同6.8%増加し、増加率は前年同期を1.0ポイント上回り、前年を0.8ポイント上回った。1~2月の全国の一定規模以上の工業企業の利益は1兆157億元に上り、同31.5%増加し、増加率は前年を23.0ポイント上回った。
民間投資が引き続き回復傾向をみせた。1~3月の民間投資の増加率は1~2月を1ポイント上回り、7.7%増加した。製造業の投資は1~3月に同5.8%増加し、1~2月を1.5ポイント上回った。民間投資と製造業の投資は市場の内在的動力と活力をよりよく反映するものであり、この2つの増加率が加速したことは中国経済の活力の高まりを示している。
人民網日本語版より2017年4月24日
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