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国連、「一帯一路」建設を全力で支持

 

「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラムが来月、北京市で開かれる。一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)は世界が注目するキーワードになっている。国連一帯一路ハイレベルシンポジウムが数日前、ニューヨークの国連本部で開かれたばかりだ。出席した国連関係者、経済学者、各国の外交官は中国のこの提案をめぐり白熱した議論を展開し、世界の持続可能な発展により多くのチャンスをもたらすことに期待した。

一帯一路と国連の交流は、このシンポジウムのみに留まらない。中国が一帯一路を提案してから3年以上に渡り、より多くの国の理解と積極的な反応を得ているほか、国連から力強い支持を受けている。

現在まで、国連安保理を含む国連機関の関連決議もしくは文書は、一帯一路の内容を何度も盛り込み、反映している。

中国は国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)と昨年4月、意向書に署名した。双方は相互接続と一帯一路を推進する具体的な行動を共同計画し、沿線諸国の政策の連結と実務的な協力を推進することになった。

中国と国連開発計画は昨年9月、一帯一路建設の共同推進に関する覚書に署名した。これは中国政府が国際組織と署名した、一帯一路の共同建設に関する初の覚書であり、国際組織の一帯一路の建設に向けた一大革新である。

国連総会は昨年11月、決議に初めて中国の一帯一路の提案を盛り込み、加盟国193カ国から賛成を集めた。

国連安保理は今年3月、アフガニスタン問題に関する第2344号決議を採択し、初めて「人類運命共同体を構築」という理念を盛り込み、国際社会に一帯一路の建設などを通じて地域経済協力を強化するよう呼びかけた。また一帯一路の建設に向け安全保障環境を提供し、発展政策・戦略の結びつけを強化し、相互接続の実務的協力を推進するよう促した。

国連の各種機関はさまざまな形式により、一帯一路を高く評価しており、共同建設の意向を示している。多くの高官もこの提案を前向きに評価している。

国連の経済発展担当者は、新華社の独占インタビューに応じた際に「一帯一路は世界共同繁栄の理念に基づいており、アジア・アフリカ・欧州の3大陸とその他の地域の平和、持続可能な発展を推進することは間違いない」と指摘した。

国連開発計画のヘレン・クラーク総裁は「一帯一路は、他国と協力し、繁栄を共有しようとする中国の態度を示している。国連開発計画は一帯一路の発展に貢献し、沿線諸国の人々にその成果をもたらしたい」と話した。

国連本部で今回開かれたシンポジウムは、国連経済社会理事会が主催。同機関は一帯一路沿線国の政策分析・策定を促し、国連の2030アジェンダと持続可能な発展の目標の早期発展を実現するため、開発プログラムを設立した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年4月17日

 

 

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