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中国の石油備蓄、1年で3割増加

 

国家統計局の統計によると、2016年中頃までに、中国に9カ所の国家石油備蓄基地が完成した。これらの備蓄庫と一部の企業の備蓄量により、原油備蓄量は3325万トンに達した。

2015年中頃の備蓄量は2610万トンで、1年で715万トン(27.4%)増加したことになる。

しかし、先進国と比べると、中国の石油備蓄はまだまだである。専門家は『毎日経済新聞』に対し、「一部の先進国の石油備蓄量は通常、90日分以上だが、中国はこの水準にまだ及ばない」と話した。

石油備蓄量が1年で715万トン増加

国家統計局の統計によると、2016年中頃までに、中国の舟山市の増築のほか、鎮海、大連、黄島、独山子、蘭州、天津、黄島に国家石油備蓄庫が建設された。

2016年初めと比べて、石油備蓄基地は増加している。

国家統計局が16年9月に発表した統計によると、2016年初め、中国の舟山、鎮海、大連、黄島、独山子、蘭州、天津、黄島の8カ所に国家石油備蓄基地が完成した。これらの備蓄庫と一部の企業の備蓄量により、原油備蓄量は3197万トンに達した。

2015年中頃から16年中頃までの1年間で、国家石油備蓄量は715万トン増加した。

奚佳蕊氏によると、中国の原油生産は低迷期に入ったが、経済建設の原油ニーズが日に日に増加し、原油の対外依存度は年々高まっている。2014年11月末、国際原油価格が下落し、原油価格が高かった時期は終わった。国際原油価格は1バレル100ドルから30ドル近くまで下がった。

奚佳蕊氏は、「中国は原油価格が低い時期をうまく利用し、国の戦略備蓄を増やしている」と話す。

国家発展改革委員会元副主任・国家エネルギー局元局長の張国宝氏は、「国際原油価格の大幅下落について、価格が高い時期に石油備蓄基地を建設するという中国のやり方は非常に聡明かつ適切だとみられている。備蓄基地の完成後に原油価格が下がり、備蓄コストを大幅に削減でき、中国の経済成長におけるエネルギー保障となった」との見解を示した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月2日

 

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