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中国、メーデー3連休の全国観光収入が約800億元に

 

5月1日の「メーデー」に合わせて3連休となった中国。中国国家観光局のデータセンターの試算では、連休中に中国各地を訪問した観光客は前年同期比14.4%増の1億3400万人に達した。観光収入は前年同期比16.2%増の計791億元(約1兆2656億円)に達し、中国の観光が力強く発展していることが示された。経済参考報が報じた。

同局によると、3連休中の中国各地の旅行者の状況を見ると、観光スポットを巡る旅行スタイルから全域観光(他分野・他産業と融合した包括的な観光)スタイルへと移行していることが分かった。同局が「全域観光をコンセプトに、観光の供給側の改革を確実に進め、商品の供給を積極的に増やす」という全域観光供給対策の力強い推進が顕著な成果を得たことになる。これまで、一つの観光スポットに観光客が集中していたものの、今では多様化された目的地に分散化され、パーク型商品が特に急成長。各種新業態商品が全面的に開花し、農村旅行や都市周辺への旅行、歴史ある都市や町への旅行などの商品が大人気になっている。

同局は観光市場の環境を整えており、4月27日の記者会見では、あまりに安すぎるツアー商品の根絶を目指すキャンペーンで摘発した典型的なケース20件を紹介。その処罰の結果を観光関連の「ブラックリスト」に盛り込み、旅行関連の経営・サービス信用の記録にも掲載し、社会に公開することを明らかにした。同局の関連の責任者は、「国民の旅行に対するニーズが広く継続的に高まっており、観光産業には巨大な発展の余地がある。産業の発展の過程で見られる顕著な問題は、業界管理の改革を通して解決しなければならない」と指摘している。

中国各地の情報によると、産業の発展において、全域で「観光+」の機能を発揮させ、観光を他の関連産業と深く融合させ、共に発展させることで、新たな生産力、競争力が生まれ、祝祭日になると旅行が大人気になる現状を強くサポートしている。中国初の無人宇宙貨物船「天舟1号」の発射が成功した海南省文昌市を例にすると、「宇宙飛行」をテーマにした観光が人気になり、観光客のために、同市文昌市旅行・文化委員会は特別に8つの観光コースを打ち出している。

中国国家旅游局の関連の責任者は、「当局は現在、封鎖された内部完結型の循環スタイルから、オープンな『観光+』という融合発展スタイルへと移行している。『観光+』のコンセプトにより、他の産業との融合、組み合わせが力強く進んでおり、関連の新製品、新業態、新供給が次々に生まれている。そして、観光業の発展のスペースが拡大しただけでなく、他の産業の発展に大きなエネルギーを注いでいる。また、観光業の転換・高度化のポテンシャルが掘り起こされているだけでなく、経済構造調整全体にも活力を注いでいる」とその成果を強調している。(編集KN)

 

「人民網日本語版」2017年5月2日

 

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