4月30日は「北京自転車デー」だった。北京市交通委員会の周正宇主任は、「北京は、シェア自転車の発展を推進し、同時にシェア自転車総数を制限する方針だ。だが、具体的な制限台数については、各区が市民の需要に応じてそれぞれが掌握・決定する。また、自転車メーカー各社による電子式ゲートなどの設備の設置を通じて、市民による駐輪の規範化を目指す。北京市は今年、市民が渋滞に巻き込まれずスムーズに自転車を利用できるよう、自動車専用道路を600キロメートル敷設する方針だ」と述べた。北京晨報が伝えた。
「北京自転車デー」のイベント会場には、1千人近くの自転車愛好家が集まった。会場では、これまでの自転車デーとは異なり、一般的な自転車だけではなく、摩拝(モバイク)・ofo・小藍(ブルーゴーゴー)など各社のシェア自転車も提供され、集まった自転車愛好家が試乗を楽しんだ。
周主任は、イベント会場において、次の通りコメントした。
「現在、『シェア自転車の規範化発展を奨励するための北京市の指導意見(試行版)』の公開意見征求が行われており、100件以上の意見や提案がこれまでに寄せられた。シェア自転車は市民から好評を博すると同時に、自転車愛好家の増加をけん引している。シェア自転車の台数については総数の制限を行っていくが、全市で総数を制限するわけではなく、各区がそれぞれの受け入れ能力および企業の発展状況や市民の利用状況に応じ、区レベルでコ制限台数を決定することになる」。
「現在、北京市全体には70万台のシェア自転車があり、非機動車(エンジンなどの動力で走らない車)は800万台から1千万台ある。シェア自転車が占める割合は大きくはないが、稼働率はすこぶる高い。市民の駐輪模範化をリードする目的で、各区では駐輪エリアの数を増やし、特定企業の車に限らず、あらゆる自転車、シェア自転車、非機動車が全て駐輪できるように取り計らう。市民の駐輪模範化を促進する面では、一連の措置を講じている。例えば、我々は企業に対して、いくつかの技術を導入して電子式ゲートを設置するよう求め、電子式ゲートを利用しなければロックして駐輪できないようにする」。
「北京市は今年、市民が渋滞に巻き込まれずスムーズに自転車を利用できるよう、自転車専用道路を600キロメートル敷設する計画だ」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年5月3日
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