中国国務院の李克強首相は3日、国務院常務会議を主宰し、中央財政からの自然災害による生活補助金の基準を引き上げることを決めたほか、中・大型商業銀行がインクルーシブファイナンス事業部を設置するよう促すことを決定しました。
会議では、救済活動と近年の物価上昇などの要素を踏まえたうえで、中央財政からの台風と他の自然災害に対する応急補助金の基準を統一的に実施するほか、補助金の水準を大幅に引き上げると同時に、特別重大自然災害の遭遇者家族に対する慰問金と避難生活補助金及び倒壊した家屋の修繕への中央補助金の水準も大幅に引き上げると決定しました。
また会議では、大型商業銀行は2017年内にインクルーシブファイナンス事業部を設置することを明確に定めました。小企業・零細企業への貸付増加率は、前年同期の各種貸付の平均速度、世帯数と貸付許可取得率を下回ってはならないとしました。更に、各項目を共に実施し、包括的で便利な金融サービスを通して、雇用拡大と経済の最適化及び国民生活の改善を促すとしています。(RYU、kokusei)
中国国際放送局日本語部より