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中欧班列、「一帯一路」の物流ブランドに

 

『中国証券報』記者によると、中国鉄路総公司が運行する「中欧班列」は、輸送量が大幅に増加し、物流コストがさらに減少した。中欧班列は、同社が手がける「一帯一路」建設の重要なブランドの一つとなった。

サービス能力が全面的に向上

中欧班列は、中国と欧州及び「一帯一路」周辺国・地域の間を行き来するコンテナ国際鉄道連絡輸送列車だ。ここ数年に建設が大きく進んだことで中欧班列のサービス能力は大幅に向上し、「一帯一路」建設のなかで重要な機能を発揮している。

すでに西部・中部・東部の中国・欧州鉄道輸送3ルートを基本的に敷設し、中欧班列の運行路線は51路線、中国国内の出発地は27都市に増え、欧州11カ国28都市との間を結んでおり、運行本数は累計3700本に上った。この2年近くで運行本数は急増し、2016年に鉄路総公司が手配・運行した中欧班列は1702本と、前年比で109%増え、2011年から2015年に運行された総本数の1.3倍となった。

鉄路総公司は、周辺国・地域の関連部門と協力して中欧班列に優待運賃を適用することで、全行程の物流コストを大幅に引き下げた。現在、中欧班列の全行程コストは運行当初に比べ30%以上低下し、航空運賃のわずか5分の1にとどまる。

「一帯一路」物流ブランドの構築

鉄路総公司は中欧班列ブランドの構築に力を注いでおり、同社が先頭に立って立案した≪中欧班列ブランド建設プラン≫は、中国国家「一帯一路」弁公室が公表した。中欧班列は中国が進める「一帯一路」建設の物流ブランドとして、中国鉄路総公司が保有し、建設・プロモーションと管理を担う。中欧班列ブランドマークは2016年6月に正式使用を開始した。

将来的には、輸出入や国境通過貨物供給源の開発を拡大し、トランス・アジアン鉄道(TAR)など新路線の試運転を積極的に行い、専用コンテナやコンテナ車などの装備投入も拡大。「一帯一路」建設に適応する鉄道輸送体系を構築し、国際競争力を持つ中欧班列のグローバル物流ブランドを打ち立てる。2020年までに、合理的分布、施設完備、輸送量安定を実現し、快速・高効率、安全スムーズな中欧班列総合輸送サービス体系を作りあげる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月4日

 

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