外交部(外務省)の耿爽報道官は9日の定例記者会見で「『一帯一路』(the belt and road)イニシアティブの推進過程において、様々な困難や試練に遭遇するのは正常なことだ。『一帯一路』国際協力サミットフォーラム開催の目的は、経験を総括し、ビジョンを描き、問題を分析し、共に試練を迎え、合力を形成することだ。『一帯一路』イニシアティブは共に試練を迎え、困難を克服する中でたゆまず前進するものと信じる」と表明した。
【記者】中国側は先日、予想を上回る目覚ましい成果といえる「一帯一路」イニシアティブの早期収穫を公表した。一方で、「一帯一路」イニシアティブの推進は一連の困難や試練に直面しており、順風満帆とはいかないとする論調も一部メディアに見られる。これについてコメントは。
【耿報道官】われわれはそうした見解に留意しており、メディアの「指摘」に感謝してもいる。
「一帯一路」イニシアティブは、世界金融危機以来、世界経済の回復が力を欠き、各国の発展が難題や試練を抱える中で打ち出された。「一帯一路」イニシアティブは機運に乗じて生まれたものであり、国際協力の強化、各方面のリソースの統合によって、世界の発展の試練に対処し、アジア欧州途上国を始めとする各国の発展上の難題解決を支援するためのものだ。
「一帯一路」イニシアティブは当初から国際社会の一致した共鳴を得て、大きな発展の将来性を示した。もちろん、人類史上のあらゆる偉大な事業と同様、「一帯一路」イニシアティブが推進過程において、様々な困難や試練に遭遇することは不可避であり、正常かつ想定内の事だ。試練があれば対処し、困難があれば克服する。これは中国の40年近くの改革開放の貴重な経験でもある。
今週末、世界中の識者が北京に集まり、「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに参加する。「一帯一路」国際協力サミットフォーラム開催の目的は、経験を総括し、ビジョンを描き、問題を分析し、共に試練を迎え、合力を形成することだ。われわれは各国の共同努力の下、フォーラムが申し分のない成功を収め、『一帯一路』イニシアティブも共に試練を迎え、困難を克服する中でたゆまず前進するものと信じる。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月10日
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