今年の5月までで、「一帯一路」は提唱されてすでに3年8カ月になる。
この期間、中国の提出した発展構想は強大な生命力と集合力を持って、無から有へと、また点から面へと、一つ一つ、国家と地域の熱情を燃やし続けてきた。学界、経済界から政界まで、「一帯一路」はすでに重要な概念となり、キーワードともなって、広汎な賛同を得ている。
「一帯一路」の提唱は中国一国だけの奏でる「シンフォニー」ではなく、皆で共に奏でる「シンフォニー」となっている。この現象の形成と発展は、仔細に研究するに値する。
2015年、ウズベクスタンのヘイルガンナ記者協会首席のアブダビ氏は中国での何度かに渡る視察の後発表した文章の中で、「『一帯一路』の提唱の根本的な目的は政治的な相互信頼、経済の統合及び文化的許容を基礎にし、各地域・国家の運命共同体・利益共同体・責任共同体を創造することである」と述べた。
アブダビ氏は非常に鋭敏である、何故なら最も重要な問題に触れたからである。それは「一帯一路」の提唱は中国が人類運命共同体を形作る重要な実践であるという点である。
保護主義、孤立主義、国粋主義などの反世界的な思潮が流行している今日、中国提出の「人類運命共同体」を建設する目標は「一帯一路」の実践を通して、世界化のために新しい動力と内在的価値を注入し、世界をさらに持続性のある、さらに公正で合理的なものにする。
3年以上にわたる実践成果が中国のこの提唱の魅力を証明している。現在、100以上の国・国際組織が「一帯一路」への支持を表明している。さらに中国は40カ国以上の国・国際組織と50項目以上の「一帯一路」関連の協力協議にサインしている。
ハザクスタン、チェコ、ラオス、カンボジアなどの国と「一帯一路」枠の二国間協力計画の要綱にサインし、またモンゴル、ロシアとは「一帯一路」枠の国際経済協力回廊建設計画要綱にサインしている。
さらに、この「シンフォニー」の形成は「共に議論し、共に建設し、共に享受する」原則を堅持することから利益を得、また「政策の交流、施設の連結、貿易の利便化、資金の融通、民心の交流」の5つの方面の不断の結実からも利益を汲み取る。
国際連合の大会、安全保障理事会、アジア・太平洋経済社会委員会(ESCAP)、アジア太平洋経済協力(APEC)、アジア欧州会議(ASEM)、大メコン圏地域協力(GMS)、など関連決議、文書等は「一帯一路」建設の内容に組み入れられているか、或いは反映されている。経済回廊建設は安定的に推進されており、ネットの相互接続も徐々に建設が進んでいる。貿易投資も大幅に増大し、重要プロジェクト協力も安定的に実施されており、早期の重要な成果を得ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月11日
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