「一帯一路」(the belt and road)国際協力サミットフォーラムは15日、2日間の日程を終えて閉会した。フォーラムは実り豊かな成果を収め、協力協定に署名し、協力事業で合意し、協力措置を打ち出した。これを基礎に、政策の意思疎通、インフラ施設の連結、貿易の円滑化、資金の調達、民心の通じ合いの5大分野で、計270件余りの具体的成果をまとめた。新華社が伝えた。
■戦略の連携を推進、政策の疎通を緊密化
▽中国政府はモンゴル、パキスタン、ネパール、クロアチア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルバニア、東ティモール、シンガポール、ミャンマー、マレーシアなど関係国政府と「一帯一路」協力覚書に調印した。
▽中国政府は国連開発計画(UNDP)、国連工業開発機関(UNIDO)、国際連合人間居住計画(UN-Habitat)、国連児童基金(UNICEF)、国連人口基金(UNFPA)、国連貿易開発会議(UNCTAD)、世界保健機関(WHO)、世界知的所有権機関(WIPO)、国際刑事警察機構(ICPO)など関係する国際組織と「一帯一路」協力文書に調印した。
▽中国財政部(財務省)は関係国財務省と共に『「一帯一路」融資指導原則』を承認した。
▽「一帯一路」国際協力サミットフォーラムは定期的に開催するとともに、フォーラム諮問委員会、フォーラム連絡事務局を設置する。
■事業協力を深化、施設の連結を促進
▽中国政府はウズベキスタン、トルコ、ベラルーシ政府と国際運輸及び戦略連携協定に調印した。
▽中国政府はタイ政府と原子力平和利用政府間協定に調印した。
▽中国国家海洋局はカンボジア環境省と中国・カンボジア合同海洋観測所の建設に関する議定書に調印した。
▽中国鉄路総公司は関係国の鉄道企業と「中国、ベラルーシ、ドイツ、カザフスタン、モンゴル、ポーランド、ロシア鉄道の国際定期貨物列車『中欧班列』協力深化に関する協定」に調印した。
■産業投資を拡大、貿易の円滑化を実現
▽中国政府はパキスタン、ベトナム、カンボジア、ラオス、フィリピンなど30カ国政府と経済・貿易協力協定に調印した。
▽中国商務部(商務省)は60数カ国の関係当局及び国際組織と共に「一帯一路」貿易円滑化協力推進イニシアティブを発表した。
▽中国税関総署はカザフスタン、オランダ、ポーランドの税関当局と税関協力文書に調印した。
■金融協力を強化、資金融通を促進
▽シルクロード基金に1000億元を追加出資する。
▽中国財政部(財務省)は多国間開発銀行と多国間開発融資協力センターを設立する
▽中国国家開発銀行は「一帯一路」インフラ融資(1000億元相当)、「一帯一路」生産能力協力融資(1000億元相当)、「一帯一路」金融協力融資(500億元相当)を設ける。
■民生への取り組みを強化、民心の通じ合いを深化
▽中国政府は沿線の途上国への支援を強化する。今後3年間の援助総額は600億元を下らない。
▽中国政府は沿線の途上国に20億元の緊急食糧支援を行う。南南協力援助基金に10億ドルを追加出資し、中国―国連持続可能な開発のための2030アジェンダ協力イニシアティブ、沿線国での各種民生支援事業に用いる。
▽中国国家開発銀行は「一帯一路」二国間・多国間交流研修を行い、「一帯一路」奨学金を創設する。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月16日
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