習近平国家主席とフィリピンのドゥテルテ大統領の立ち会いの下、張福海・中国外文出版発行事業局（中国外文局）局長とフィリピン大統領府のホセ・アンダナール広報業務担当相は5月15日午後、北京の人民大会堂で、双方の報道・出版分野での協力覚書に署名した。これは「一帯一路」国際協力サミットフォーラム期間中に両国が達成した重要な成果の一つだ。2016年10月に中国とフィリピンの元首が両国関係の全面的な発展と各分野の実務協力の推進について達成した重要なコンセンサスを実行する具体的措置でもある。

中国とフィリピンは海を隔てた隣国で、双方は報道・出版分野の協力を非常に重視している。今回締結した協力覚書は次の内容を含む。第一に人的交流だ。双方は互いに相手国のメディアに人員を派遣し、業務交流を進める。第二にコンテンツ協力だ。定期的に双方の記事などのニュースコンテンツを選んで交換し、双方の新聞や雑誌、ウェブサイトなどのメディアに掲載し、より正確なコンテンツと方法によってそれぞれの国の政治や経済、社会、文化などの分野の発展を事実に基づいて報道する。第三に出版協力だ。図書を推薦し、書籍の翻訳出版と発行作業を共同でやり遂げる。

今回の覚書締結式より前に、アンダナール広報業務担当相は中国国務院新聞弁公室の招待に応じ、代表団を率いて中国を参観訪問していた。今回の訪問活動は中国外文局の英語雑誌『チャイナリポートASEAN』のスタッフが運営したもの。（記事提供：中国報道雑誌社）

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