「一帯一路」国際協力サミットフォーラムは成功裏に閉幕した。衆知を集め有益な意見を広く吸収し、コンセンサスを得た会議の余韻がまだ冷めない。「一帯一路」建設を推進し、「平和、繁栄、開放、革新、文明」の道を新しく切り開く。
「一帯一路」建設の安定的発展、さらに良い未来に向けて邁進するため、習近平主席はフォーラムの開幕式で基調講演を行い、その中ではっきりと宣言した、「我々は『一帯一路』を和平の道としなければならない」。また、フォーラムの歓迎会の乾杯の辞の中で、習主席は深く展望して、「『一帯一路』建設は我々の平和・安寧への希望を負っており、国家関係を近づける紐帯である。各国の人民が互いに助け合い、各国が相互尊重・相互信頼の醸成に努め、共に和やかで平和な世界を作り上げようではないか」。この誠実で真摯な言葉の中に、中国が各国と手を携えて平和発展の正しい道を築こうとする自信と決心が現れている。
中国は貧しくて経済力が弱い国から、今日の世界第二の経済体にまで発展してきた。その依拠したものは、対外軍事拡張や植民略奪ではない。まさに人民の勤労と平和維持に由ってきたのである。
中国は一貫して平和発展の道を歩いて来た。習近平主席は世界に向けて示した:中国は平和共存の五原則の基礎の上に、あらゆる「一帯一路」建設参加国とともに友好的協力を進める。
中国は世界各国と発展経験を分かち合うが、他国の内政に干渉はしない。社会制度と発展モデルの押しつけもしない。一方的な意見の強要もしない。
我々は「一帯一路」建設を推進するが、地縁ゲームの古い手法は繰り返さない。協力・ウィンウィンの新しいモデルを築き上げ、安定を破壊する小集団とならず、友好共存の大家族を建設する。
習近平主席は2013年、「一帯一路」建設という宏大な構想を提起した。それは、世界形勢に対する観察と深い思考に基づく。現在、世界は大発展、大変革、大調整のただ中にあり、平和・発展・協力・互恵が時代の潮流となっている。
世界の挑戦に対しては、各国の政策を連結し、世界のさらに大きな範囲内において経済要素と発展資源を力を合わせて調整・統合するしかない。こうして初めて、世界の平和と安寧、共同発展を促進できる。
「一帯一路」建設の核心内容は次のようなものである。「インフラ建設と相互接続・各国の政策の発展戦略の連結・具体的協力の深化・協調の連動的発展の促進・共同の繁栄の実現」。これらは、まさに世界の平和的発展を推進する優れた処方箋であると言えよう。
「一帯一路」建設は平和をもたらし、また平和を必要とする。歴史は鏡である。古代シルクロードは平和の時には栄え、戦争の時には衰えた。同じ理屈である。今日「一帯一路」建設の平和の道は、習近平主席が「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの中の重要演説の精神をリーダーシップとし、協力とウィンウィンを核心とする新型国際秩序を構築しなければならない。「一帯一路」を飛翔する翼とし、今回の国際協力サミットフォーラムを新しい起点として、平和・発展・協力・互恵のかなたまで共に飛び出そうではないか。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月17日
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