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内モンゴルと東北を結ぶ初の高速鉄道 9月に敷設工事スタート

 

22日10時、中鉄十四局集団の作業員約1千人による6時間近くに及ぶ緊迫した作業を経て、90数年運行された大鄭(大虎山-鄭家屯)鉄道の旧線路が、彰武駅で40メートル西へ移された。これにより、内蒙古(モンゴル)自治区と東北三省を結ぶ初の高速鉄道(内蒙古通遼-遼寧新民北)の一次封鎖による、最大規模かつ最も複雑な移転工事が無事完了し、今年9月の全線敷設工事開始に向けて大きく前進した。新華社が報じた。

彰武駅は、内蒙古通遼駅と遼寧新民北駅を結ぶ高速鉄道の中間駅となる。同駅の移転工事は、全線敷設工事の進行状況を大きく左右する「ボトルネック」の工事だった。完成して間もない彰武駅の駅舎を残すため、駅舎片側の解体部分を極力減らした。高速鉄道駅は、既存の在来線の一部線路を使用することから、既存の駅施設を全体的に西に移動させる必要があった。

内蒙古通遼駅と遼寧新民北駅を結ぶ高速鉄道は、国家中・長期鉄道網計画の「八横八縦」高速鉄道ネットワークの構成要素であり、旅客輸送ラインの延伸部分でもある。路線は、京沈(北京-瀋陽)旅客専用線新民北駅を基点とし、正規路線は全長197キロメートル、設計時速250キロメートル。完成後、高速鉄道による通遼-瀋陽間の所要時間は、これまでより約5時間短縮され1時間半となる。また、北京-通遼間の所要時間は、現在の約14時間からわずか3時間半に短縮される。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年5月23日

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