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「一帯一路」とG20、相互協力・促進が可能=王外交部長

 

中国の王毅外交部長は北京で24日、ドイツのガブリエル副首相兼外相との会談後、共同記者会見を開いた。記者からの「中独は一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)とG20という2つの重要な世界的枠組み内で、いかに協力を展開するべきか。中国側はこの2つの枠組みが、どのように世界経済発展を促進すると見ているか」という質問に対して、王部長は次のように回答した。

中国は昨年、G20杭州サミットの開催に成功し、一連の革新的な成果を手にした。我々は先ほど北京で一帯一路国際協力サミットフォーラムを開催し、グローバル化のリバランスに新たな動力を注ぎ込み、人類運命共同体の構築に向け新たな貢献を成し遂げた。我々はG20杭州サミット、一帯一路サミットフォーラムへのドイツ側の支援に感謝する。中国側はまた、今年7月のG20ハンブルクサミットの開催を全力で支援する。

G20は世界経済ガバナンスの最も重要な場で、一帯一路は現在の世界で最大規模の、最も深い影響力を持つ国際協力の提案だ。両者は形式と内容が確かに異なるが、理念と目標には多くの近い点、似通った点がある。

例えば一帯一路は各国による発展戦略の連結、政策の意思疎通の強化を促し、調和的発展の協力を形成する。これは世界マクロ経済政策の調整を促すG20と同じだ。

一帯一路はインフラの相互接続、貿易スムーズ化、資金の融通を強化することで、世界経済の成長の動力を掘り出し、世界経済が直面する重大な課題に対応するとしている。これは世界経済の力強い、持続可能な成長を実現するというG20の目標と期せずして一致している。

一帯一路は開放型世界経済を建設し、持続可能な開発のための2030アジェンダを履行し、世界の不均衡な発展の問題を解消することを主張している。これは世界経済ガバナンスの強化に取り組むG20と異曲同工だ。

我々は一帯一路の推進により、世界範囲内でG20の計画の推進に、より幅広い視野と力強い動力をもたらすことを信じている。この2大協力プラットフォームの相互補完、相互協力、相互促進により、世界経済の健全な発展に向け共にリーダーシップを発揮し、人類運命共同体の構築という壮大なる目標に向けそれぞれ貢献を成し遂げることを願う。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月25日

 

 

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