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李克強総理が第19回中国EU首脳会談に出席

 

現地時間2日午前、中国国務院の李克強総理は、ブリュッセルにある欧州理事会の本部で、トゥスク欧州理事会議長(EU大統領)、ユンケル欧州委員長らと、第19回中国EU首脳会談を開いた。人民日報が報じた。

李総理は、「近年、中国とEUの連携は継続的に新たな進展を見せている。両者は発展戦略のマッチングを強化し、双方向の開放を拡大し、投資協定の話し合いを推進し、貿易投資の分野における連携のレベル向上に取り組まなければならない。インフラ建設、航空、情報、インターネットの安全性などの分野の連携を強化し、中国とEUのコネクティビティを推進しなければならない。また、中小企業、金融、海洋、再生可能なエネルギーなどの分野の連携を展開し、今年の『中国—EU(EU連合)ブルーイヤー』を成功させなければならない。そして、人と文化の交流を継続的に拡大し、『中国—EU観光年』である来年に、人員の往来の便利化を拡大させなければならない。中国は、EUと連携し、主要20ヶ国・地域(G20)ハンブルクサミットが世界経済の成長と経済協力を推進し、世界の経済ガバナンスの整備のために新たな貢献ができるよう喜んで促進する。その他、気候変動に対応し、『パリ協定』を着実に実行し、持続可能な開発のための2030アジェンダの実行に貢献できるよう共に努力し、テロ撲滅、安全保障防衛の面での連携を強化すべきだ」と指摘した。

一方、トゥスク議長とユンケル委員長は、「今の世界は不確定要素と不安定要素に直面しており、現行の国際体系を守ることはEUと中国、さらに世界の共同利益にマッチしている。EUは、国際貿易体系を選択的に守ってはならないと考えている。EUと中国は、持続可能な開発のための2030アジェンダや気候変動、イランの核問題など、重大な国際的事務において、良い連携を保っており、自由貿易や気候変動、安全などの分野での協力をさらに強化することは、世界平和、安定を守り、繁栄と発展を促進するうえで助けになる。EUは、中国との経済貿易関係を強化することを非常に重視しており、中国の『一帯一路』(the belt and road)イニシアティブを支持し、コネクティビティの深化を継続し、双方向の投資を一層拡大させることを望んでいる」と指摘した。(編集KN)

 

「人民網日本語版」2017年6月3日

 

 

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