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北京の1000万元の中古住宅、200万元以上値下がり

 

不動産の新政策がはっきりとした効果を出している。北京など一線都市の不動産価格が値を下げ始めた。北京の中古住宅市場の見通しがネガティブに転じつつある。平均成約価格は連続17カ月上昇した後、連続2カ月の下落となった。北京の不動産価格が今後どうなるか注目が集まる。 「317」新政策が始まってから2カ月余り。北京の中古住宅価格が大きく下方調整され始めている。1000万元級の中古住宅が多くのエリアで、200万元超の値下がりをしている。業界筋は、初めての住宅購入に対する住宅ローンの金利が引き上げられる中、北京の中古住宅市場はさらに下落するのではないかと予測する。

再び引き上げられる住宅ローン 5月に引き上げられたばかりのローン金利が、6月に入って再び引き上げられた。北京の一部銀行では、初めての住宅購入に対する住宅ローンの金利を基準金利の1.1倍に引き上げている。北京では5月に、初めての住宅購入に対する住宅ローンを基準金利とすることにしたばかりだった。

6月4日夜に入手した「北京の銀行の個人住宅ローン金利の調整に関する通知」には、北京の銀行の個人住宅ローンの最低指導価格が書かれている。初めての住宅購入に対するローンは、基準金利の1.1倍以上とするとあり、また住宅を抵当とするものや親と子の共同借款の場合は基準金利の1.15倍以上、中古住宅のローンは基準金利の1.2倍以上と記されていた。この政策は2017年6月5日より正式に実施されている。 

中原地産のシニアアナリストである張大偉氏は、「現在、資金調達コストが上昇し続けており、“余額宝”を含む固定資金運用年間収益率は4.1%に近づいている。この状況の加え、管理コストを加えると、住宅ローンの金利が基準金利4.9%では多くの銀行にとって利益の薄い商品となる。そのため今後も銀行は、現状より基準値を徐々に上げていくと予想される」と述べる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月7日

 

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