習近平国家主席は8日、カザフスタンの首都アスタナでカザフスタンのナザルバエフ大統領と会談を行いました。双方は両国の国交樹立25周年以来収めてきた極めて大きな成果について高く評価しました。また、協力の重点方向と分野の新たなステップへの歩みを後押しし、両国の全面的戦略パートナー関係を更なる高いレベルを推し進めていく上で健全かつ安定的な発展関係を保ち、両国の国民により良い形で利益をもたらしていくことで一致しました。

席上、習主席は、「今年は両国の国交樹立25周年にあたり、国交樹立以来、両国の関係発展は極めて大きな成果を収めてきた。両国の政治の相互信頼も未曾有のレベルに達し、全面的戦略パートナー関係を構築して、発展戦略の連結を実現した。双方は引続きハイレベルの交流を保ち、国際事務の中で緊密に協力し、核心的な問題においてはお互いを確固として支持する」と示しました。

これを受けて、ナザルバエフ大統領は「国交樹立25周年による習近平国家主席のカザフスタン訪問を歓迎する。今回の訪問を通して、両国の全面的戦略パートナー関係がさらに促進していくと信じている」と述べた上で、「現在、両国関係の発展の勢いは非常に良好で、両国協力の潜在力も巨大である。カザフスタン側は中国側と経済貿易、政治、文化などの分野における互恵協力を深め、国連、上海協力機構の枠組みのもとでの交流協力を密接にしていきたい。また、習主席がアスタナで提唱した『一帯一路』の構想は重大な意義を持っており、カザフスタン側は『一帯一路』の枠組み内の越境輸送、エネルギー、インダストリアルパーク、金融、農業、人文などの分野における協力に積極的に参加していきたい」と示しました。

会談後、両国の指導者は「中華人民共和国とカザフスタン共同声明」に調印し、双方は経済貿易、金融、インフラ整備、水利、品質検査、税務、人文交流など、多分野に渡る二国間協力文書の調印式に立ち会いました。（雲莎、星）