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華東師範大学での研修中、中国人の友人たちと記念撮影に収まるアスラン君(右から3番目、写真は本人による提供)。 |
メキシコ出身の女性、レベッカ・コントレラスさんとパキスタン青年のアスラン君は、記者が某新刊書の発表会で出会った留学生だ。
2014年に北京にやって来たレベッカさんは、北京語言大学で中国語国際教育を専攻する修士課程学生で、6月に卒業予定。アスラン君は、華東師範大学中国語国際教育学科の修士課程で学んでいる。
中国での生活について、レベッカさんは、次のように述べた。
「中国人の友人は大変親切で友好的だ。また、中国での生活は、便利でスピーディかつ安全で、中国から離れたくない。メキシコと異なり、中国はとても安全な国だと実感している。北京で初めて地下鉄に乗った時、本当に驚いた。車内では、多くの人がスマホやノートパソコンでインターネットを利用しており、窃盗・強奪の心配など全く無用だった。最もうれしかったのは、午前3時に帰宅しても、とても安全だったことだ。私は中国のことが本当に好き」。
これまでに欧州やアジアの様々な国を旅行した経験があるというアスラン君は、中国について、「中国は、これまでに訪れた国の中で、最も安全な国の一つだ」と評価した。
中国での生活で、レベッカさんは、非常に便利なモバイル決済の虜になった。「生活があまりにも便利すぎる」と驚嘆する彼女が外出時に持ち歩くのはスマホのみ。ほとんどの先進国は、この点で、まだ中国に遠く及ばない。近場に出かける時には、シェア自転車を利用できる。遠出する際には、高速鉄道がある。アスラン君も洋服を買うときには、中国人の同級生と全く同じように、淘宝網などのオンラインショッピングサイトを積極的に利用している。彼は、「高速鉄道・アリペイ(支付宝)・シェア自転車・オンラインショッピングは人々の間ですでに中国の『新四大文明』と呼ばれている」と語った。
暇な時には、中国人の友人と一緒に街中のグルメを探すことが、レベッカさんにとって最大の楽しみとなっている。「中国人の友人とはとても仲良くやっている。彼らとともに学び、働き、交流し、お互いの文化をシェアする機会をとても楽しんでいる。これこそが、最も素晴らしい異文化交流学習といえるだろう。中国での生活は、私にとって生涯忘れることのできない貴重な経験となった」と彼女は述べた。
「人民網日本語版」2017年6月9日