騰訊(テンセント)文学と盛大文学が共同で設立した「閲文集団」による「第1回生態大会」で、閲文集団は昨年の関連データを発表し、2016年に閲文集団が支払った原稿料は合計約10億元(約160億円)にのぼることが分かった。北京日報が伝えた。データによると、閲文集団に登録している中で最年少のインターネット小説家は1998年生まれ。新たに登録した作家の中で30歳以下の割合は78%に上る。1日当たりの売り上げが1万元(約16万円)を超える作家のうち、90後(1990年代生まれ)は全体の60%を占めている。2016年に、90後の売れっ子作家の増加幅は50%を上回った。しかし、閲文集団の呉文輝CEOは、作家が人気小説を生み出す可能性はわずか1万分の1だと明かした。そしてトップレベルの作家が生み出す作品だけが、高額でドラマ化などへの取引がされるようになる。2016年インターネット小説家の長者番付でトップとなった唐家三少の印税は1億1千万元(約17億円)で、うち半分は閲文集団のプラットフォームで稼いだものだという。これについて呉CEOは、「このような高額を稼いでいるのは唐家三少だけ。2016年において400万人いる作家のうち、100万元(約1600万円)以上の原稿料を稼いだのはたった100人しかいない」と説明した。また閲文集団は2億元(約32億円)のコンテンツ産業基金を立ち上げ、主にコンテンツ生産の発展に使用されるという。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年6月10日