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世界の人権ガバナンスを推進する「中国の案」

 

国連人権理事会第35回会議開催中の14日、中国側がジュネーブで開催した国際シンポジウム「人類運命共同体の構築と人権」によって、世界は人類運命共同体という重要理念に内在する人権要素に注目し、世界の人権ガバナンスに与えるその新たな原動力を悟った。(人民日報「鐘声」国際論評)

今年1月にジュネーブの国連欧州本部で発せられた高らかな声を人々は思い起こした。「平和の火を代々伝え、発展の原動力を絶やさず、文明の光を輝かせる……中国の案は人類運命共同体を構築し、ウィンウィンと『共に享受』を実現することだ」。習近平国家主席の重要演説は人類運命共同体の未来に目を向け、人権発展事業に知恵による啓発と精神的原動力を与えた。

人類運命共同体の構築は、中国が21世紀に打ち出した世界発展のビジョンである。「国際社会はパートナーシップ、安全保障構造、経済発展、文明交流、生態環境整備などの面から努力する必要がある」。習主席は人類運命共同体構築行動の要諦を明示した。

今年に入り、重要理念「人類運命共同体の構築」は国連決議、国連安保理決議、国連人権理事会決議に相次いで盛り込まれ、国際人権対話の重要議題となった。人々は人類運命共同体の理念が、人権の主体において人類全体を強調し、人権の内容において共通の安全と共同の発展を強調し、人権の本質において共通の利益と共通の価値を強調し、人権の実現において共通の義務と共同建設・ウィンウィンを強調し、公正で合理的な国際人権ガバナンスシステムの構築にとって重要な指導的意義を持つことを日増しに認識している。オランダ異文化間人権研究センター長のTom Zwart氏は「国際人権システムは困難な時期にある。『人類運命共同体の構築』という概念の人権分野への導入はタイムリーなものであり、国際人権システムを改革によって救い、新たな生命力を与えるだろう」と指摘する。

長年、中国は一貫して人権の普遍的原則を中国の実情と結びつけ、中国の国情に合った人権発展の道を歩み、国民の生存権、発展権を著しく高めた。7億人余りが貧困から脱却し、貧困層半減というミレニアム開発目標を他国に先駆けて実現。「中国式貧困削減」は世界の貧困削減の歴史における最も輝かしい事績となった。

中国は人権発展の道の探索者であるのみならず、世界人権ガバナンスの参加者にして助力者だ。中国は国連人権理事会のメンバーに4回当選し、40カ国近くと人権対話・交流を行い、国連人権機関と建設的協力を繰り広げてきた。2016年までに中国は累計4000億元余りの対外支援金を提供し、69カ国に医療支援を行い、60万人余りの支援要員を派遣し、120余りの途上国のミレニアム開発目標実行を助けた。中国は人権分野の公共財を打ち出し続け、「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブは共に話し合い、共に建設し、共に分かち合うことを原則とし、関係国の経済発展を力強く後押しし、現地の人々が発展権を十分に享受できるようにし、人類運命共同体構築の模範を示した。

人類運命共同体理念は世界各国を平等発展、相互尊重の主体と見ており、平和を図り、発展を求め、協力を促進する国際社会共通の願いと符合する。人類の集団的命運に着眼する中国の知恵は、世界の人権ガバナンスの発展を導き、人類共同の幸福増進に貴重なプラスのエネルギーを注いだ。(編集NA)

 

「人民網日本語版」2017年6月16日

 

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