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第1回中米外交・安全保障対話、「建設的で実りある」理由とは?

 

第1回中米外交・安全保障対話が21日、ワシントンで開催された。中米両国首脳のサニーランド会談の重要な共通認識に導かれ、建設的で実りある対話となった。中米の相互信頼の促進、共通認識の拡大、協力の促進、食い違いのコントロールに向け、新たな場を築いた。

中米関係は近年、新しい積極的な進展を手にしている。高官の緊密な交流、両国のビジネス界・シンクタンク界の交流が頻繁化しており、いずれも積極的な成果を手にし続けている。この状況下、第1回中米外交・安全保障対話の順調な開催は、両国関係のさらに大きな発展を促すことになる。

「建設的で実りある」は、初の対話に対する中米双方の一致した評価だ。これは双方が現在の両国関係発展の良き流れを惜しみ、未来を着眼点とし、率直で開放的な態度で相手を見据えており、相互信頼が促進され、協力が強化されたことを示している。

「実りある」はまず、双方の共通認識の持続的な拡大によって示されている。新たな情勢を迎えた中米両国は、相手の戦略的意図を正確に見据え、いわゆる「トゥキディデスの罠」という懸念に惑わされないことが極めて重要だ。双方は初の対話において、多くの共通認識を形成した。互恵協力分野を拡大するため共に取り組み、相互尊重を踏まえた上で食い違いをコントロールし、中米関係の長期的・安定的で健全な発展を促すと表明した。中国側は、新たなスタートラインに立ち両軍関係の発展とアップグレードを促し、建設的・実務的・効果的な協力関係の発展を積極的に模索すべきだと指摘した。これは中米の相互信頼促進に新たな力を注ぐ。

「実りある」はさらに、対話の内容の広さと深みに示されている。対話の議題を見ると、台湾・チベット問題、朝鮮半島の核問題、南中国海、テロ対策などが含まれた。双方は重大で敏感な問題を直視し、率直に深く交流した。これは協力が中米両国にとって、唯一の正しい選択肢だからだ。

「実りある」はまた、未来を見据える大局観に示されている。4月の中米首脳会談で、中米関係の未来が注目を集めた。中米関係は正常化から45年が過ぎるが、次の45年はどのように発展していくのだろうか。

第1回中米外交・安全保障対話は、双方が相互信頼を促進し、協力を拡大する場を構築した。この新たな対話の場は、中米関係のより大きな発展を促すため、積極的な力を発揮することだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月23日

 

 

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