松岡錠司監督が手がけ、小林薫が主演を務める日本映画「続・深夜食堂」が18日に中国大陸部で封切となる。「深夜食堂」のドラマ版から映画まで、小林薫演じるマスターの正体に観客たちは興味津々で、顔の傷のせいでマスターはとてもミステリアスな人物に映っている。今回の「続・深夜食堂」ではベールに包まれたマスターの正体について初めて触れており、観客たちは大いに楽しみにしている。新華網が伝えた。
多くの観客が注目するマスター以外にも、新しい登場人物の設定も同映画のストーリーに新鮮な要素を加えている。河井青葉、キムラ緑子、渡辺美佐子はそれぞれ年齢の異なる女性の役で、婚礼・葬式・嫁入り・嫁取り、出会いや再会、人生における悲しみや喜びを表現し、強い共感を呼ぶ。喪服を着るのが大好きな若い女性編集者は仕事と恋愛でたびたびつまずき、夫に先立たれた蕎麦屋の女主人は15歳年上の女性に恋心を抱いた息子に悩みを抱え、詐欺に遭った高齢者女性は息子に会いたいと望むも会うことができない。生活の中でさまざまなトラブルに見舞われる人たちが全員、この小さな食堂を訪れている。同映画は心温まる話だけでなく、さまざまな人生哲学の上での道理を伝えている。
先ごろ行われた上海国際映画祭で、「続・深夜食堂」が中国で初めて上映された。チケットが瞬く間に完売しただけでなく、同映画祭に出席した松岡監督と主演の小林薫が1000人もの映画ファンを魅了した。情報コミュニティサイト・豆瓣網ランキングでは、同映画が評判トップの座を守り続けており、「とても心温まるストーリー」、「感動あり笑いありの作品で、見ながら涙がほろほろと流れてくる」、「お馴染みの、優しくて人情あふれる食堂の雰囲気や登場人物たち」などの称賛するコメントが次々と寄せられている。(編集YK)
「人民網日本語版」より 2017年7月6日
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