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中国経済、上半期の成長率が世界の注目を集める

 

中国の経済成長が、再び予想を上回った。中国国家統計局は17日、上半期の国民経済の「成績表」を発表した。中国の今年第2四半期・上半期の国内総生産(GDP)成長率は6.9%で、再び国内外の予想を上回り、国際経済界及び数多くのメディアから驚嘆された。

中国経済及び輸出入の力強い成長を受け、一部メディアは貿易戦争を懸念している。NYタイムズは「中国の第2四半期の順調な経済成長を支えたのは、力強い輸出入だ。これは欧米経済の長期低迷後、需要の回復が始まったことを反映している。しかし中国の大幅な輸出拡大は、貿易摩擦を激化させる可能性がある。中国は輸出で、米国への依存を強めている。中国が米国から輸入する商品も増加しているが、増加分のほとんどが石油やその他の原材料だ」と伝えた。

ロイター通信は「米国と中国は今週、経済交渉を開始する。中国の輸出増(特に鉄鋼)は、双方の貿易をめぐる緊張を激化させる可能性がある。トランプ大統領は、米国の貿易赤字を二国間交渉の主要議題としている」と報じた。

復旦大学米国研究センターの宋国友副主任は、環球時報に対して「先ほど発表された第2四半期のデータによると、中国経済は新たな成長を示している。これは過去の荒削りな成長モデルとは異なる。GDP成長率が7%以上に戻ると期待する必要はないが、中国経済はすでに新たな経済安定を実現し、新たなバランスを形成し、新たな動力を見いだしている。中国経済の成長率と構造が安定し、人々の心も安定している。中国は国際経済態勢の構築に対しても、自信を深め続けている。この実力と自信があるため、間もなく開催される経済対話を含む、中国と米国の貿易をめぐる駆け引きは、バランスと互恵の状態を導き出すだろう。これは中国と米国の実力が均等に向かう大きな流れによるものだ」と指摘した。

ドイツメディアは17日「中国は世界経済のスタビライザーだ。国際政治・経済は不安定で、特にトランプ新大統領が打ち出す米国ファースト政策と保護主義は、各国に懸念を抱かせている。一方で中国経済は着実に前進し続けており、国内企業に自信を与え、世界経済に安定をもたらしている」と報じた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月21日

 

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