生鮮食品の宅配事業も7月の高気温で爆発的な伸びを示し、本来生活のまとめたデータでは、世帯の食品購入者向けに打ち出した宅配セットの注文数が5月から目立って増加し、一月あたりの増加率が5月の40.43%増加から、7月は116.9%増加と飛躍した。中でも上海の注文数の増加率と増加量は全国トップで、2位は北京、3位は南京だった。
高気温はネット予約車のニーズも増大させている。滴滴出行のデータでは、北京の高気温日(7月11~13日)には1時間あたりの運行量が普段より目立って増加した。上海では7月に入ってから現在までの配車サービスを必要とした人の数は、6月に比べて13%増加した。
ネット予約者の人気ぶりに比べ、シェア自転車は高気温で商売あがったりの状況だ。艾瑞諮詢のデータでは、5月に比べ、6月にはシェア自転車の個人ユーザーの一日あたり平均利用回数はofoが同5%以上増加したのを除き、他社は軒並み減少した。
▽新かまど都市・上海 高気温消費の「お得意様」に
サービス業だけでなく、高気温の時には飲料、アイスクリーム、エアコン、扇風機、冷風扇、顔用の日焼け止めなど各種製品のニーズが急速に増加する。
京東のビッグデータをみると、17年の高気温都市における上記6品目の売上量ランキングでは、上海が1位で、以下、重慶、武漢、西安、杭州、南京、長沙、合肥、福州、南昌が並んだ。これらの都市だけでなく、ほとんどの都市で売り上げの増加率が100%を超えた。
特に目立つのは今年登場した「新かまど都市」の上海が、各種ランキングで首位に立ったことだ。一線都市や通販事業の配置の重点であり、消費水準が高いということを除いても、上海は今年の高気温で非常に大きな影響を受けているといえる。
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