韓国政府の「THAAD」配備続行に抗議する韓国・星州、金泉の住民及びTHAADに反対する市民団体が7月31日午前、青瓦台(大統領府)近くに集まった。新華社が伝えた。
住民らは声明で、THAADの残る装備の配備を続ける政府の決定を強く非難。「朝鮮のICBMは、中距離ミサイルを迎撃するミサイル防衛システム『THAAD』の迎撃範囲に含まれない。したがって配備続行という決定は、朝鮮半島核問題の解決を一層難しくするだけだ。この決定はまた、文在寅氏が強調し続けてきたTHAAD配備の手続きと民主的決定の正当性を損なったが、政府の約束した真相調査は始まってすらいない」と指摘した。
ソウル在住の李俊賢さんは抗議活動参加のためわざわざ休暇を取った。李さんは「THAADは朝鮮のミサイルを阻止できない。これはすでに論証済みの事実だ。THAAD配備は韓国を守ることには全くならない。THAAD配備は北東アジア情勢に対立局面をつくるだけで、目下の問題の解決にはならず、自ら災いを招くだけだ」と語った。
「人民網日本語版」2017年8月1日