2017年BRICS経済・貿易閣僚会議が1日に上海で開幕した。議長を務める中国の鐘山商務部長(商務相)によると、会議は投資の円滑化、貿易の発展促進、経済・技術協力と能力開発の強化、多角的貿易体制の支持などの議題に焦点を合わせる。ロシアのオレシキン経済開発相、インドのシタラマン商工相、南アフリカのデービス貿易産業相、ブラジルの産業貿易サービス省次官が出席した。人民日報が伝えた。
2006年に幕を開けたBRICSは、すでに研究報告中の投資概念から、次第に新興国と発展途上国の互恵協力の模範となり、世界経済の成長とグローバル・ガバナンスの整備を促す重要なパワーとなっている。現在、BRICSの経済規模は世界全体の4分の1近くを占め、世界経済の成長に対する寄与率は半分近くであり、その地位と役割は重要性を増している。
鐘氏は「中国は今年の会議の主催国として、知恵と勇気と実務的行動によって首脳間のコンセンサスを積極的に実行に移し、BRICS経済・貿易協力を新たな段階へと共に推し進める決意と自信がある」と表明した。
BRICSの関係閣僚は投資の円滑化、貿易の発展促進、経済・技術協力と能力開発の強化、多角的貿易体制の支持などの議題を話し合う。国連貿易開発会議(UNCTAD)事務局長、国連工業開発機関(UNIDO)事務局長、国際貿易センター執行主任、BRICSビジネス理事会代表らが参加する。
「人民網日本語版」2017年8月2日 |