西蔵(チベット)自治区内で最高海抜海抜(4702メートル)の地点にあるアムド(安多)鉄道駅における乗車券販売業務がこのほど正式にスタートした。西蔵日報が伝えた。
チベットの「北の表玄関」と称されるアムド県に設けられたアムド駅は、世界最高海抜、路線距離最長、自然環境が最も厳しいとされている、青蔵鉄道がチベット自治区内に入った後停車する最初の駅だ。青蔵鉄道ゴルムド-ラサ区間が2006年に開通して以降、インフラ条件や乗客乗降数が限られているという理由から、同駅には乗車券販売窓口を設けていなかった。現地住民が鉄道を利用する際には、身分証を携帯して先に入場し、安全検査を受けて乗車した後、改めて料金精算を行う以外に方法はなかった。乗客が多い時期に乗車した場合、現地住民は乗車しても指定席を確保することができず、かなりのマイナス影響を被っていた。
青蔵鉄道公司ラサ車掌区アムド駅の次仁江措・駅長は、以下の通りコメントした。
「アムド駅に乗車券販売窓口と販売機が設けられた後は、現地の人々は前もって乗車券を購入することが可能になった。また、オンラインで予約してから、乗車前にチケットを引き取ることもできるようになり、これまでのように『乗車後清算』する必要がなくなった。さらに、現地の人々は、西寧から西安、太原など内陸部都市に向かう高速鉄道の乗車券も購入できるようになり、移動が格段に便利になった」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年8月8日 |