現地時間8月15日、米財務省が発表した資料によると、中国の米国債保有額は5ヶ月連続で増加した。6月末の米国債保有額は1兆1500億ドル(1ドルは約110.6円)近くに上り、増加幅は2015年3月以来最高で、国別保有額は9ヶ月ぶりに記録を更新した。中国が再び日本を抜いて9ヶ月ぶりに保有額で首位の座を奪還した。
6月、中国の米国債保有額は443億ドル増加し、1兆1465億ドルとなった。一方、日本の6月の米国債保有額は205億ドル減少し、1兆908億ドルとなった。
2016年、中国は米国債を合計で1877億ドル売却し、過去最大の保有額減少となった。日本は4月に小幅に増加したが、2016年7月から2017年6月まで米国債を合計で638億ドル売却し、米国債の国別保有額も2年連続で減少した。
また、米国の6月の国際資本流入額は77億ドルとなり、86%減少した。6月の米国の長期資本流入は344億ドルであり、5月に比べ65%が減少した。
中国人民銀行によると、7月の中国の外貨準備高は239億3000万ドル増加し、3兆807億2千万ドルとなった。これは今年1月に外貨準備高が「3兆」の大台を割り込んで以来、6ヶ月連続で3兆ドル超えとなった。同時に、米ドル指数は3月から値下がりし始め、現在は94ポイントにまで値下がりした。だが、人民元・米ドルの為替レートは再び持ち直し、安定している。(編集HQ)
人民網日本語版より」2017年8月16日 |