経済制度。新自由主義政策のために西側諸国は金融危機、債務危機、経済危機に陥った。一方、中国の発展させる社会主義市場経済の本質は「見えざる手」と「見える手」が有機的に結合し、公有制経済と非公有制経済が共に発展する新たなモデルだ。市場経済によって資源配分の最適化を図ると同時に、社会主義によって最大の公平と正義を担保する。
社会ガバナンスモデル。経済が順調に発展している時、西側社会は多元的な利益のバランスが比較的取れ、基本的に安定する。だが経済が衰えると、社会福祉は継続困難になり、貧富の格差が急速に拡大し、各エスニックグループ間、各利益団体間、各社会階層間の摩擦が深化、さらには激化する。そして西側の議会制民主政府は次々に生じる危機を前に対応に窮し、物事を前に進める事が難しくなる。一方、13億以上の人口と広大な地域を擁し、なお発展が不均衡な国である中国は空前の社会的安定を実現した。これは中国が自らの模索と実践を通じて、中国の特色ある社会主義制度を形成したおかげであり、その最大の特徴は国と社会の良好な相互作用の構築、党・政府の主導、社会の協同、公衆の参加を主たる特徴とする社会ガバナンスモデルの形成だ。
中長期的展望では、世界にとって中国の台頭の最大の意義は、世界の5分の1の人口の富裕化がもたらす広範かつ深い国際的影響だけでなく、中国の政治・経済・社会制度一式がさらに素晴らしい人類社会の建設に提供する有益なノウハウと貴重な知恵にある。
「人民網日本語版」2017年8月22日 |