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日本の若者は「731部隊の真実」をどう見るのか?

 

馬渡海輝                                         

映像資料を見て、ハバロフスク裁判において、研究者たちが淡々と証言していた点が印象に残っています。戦争がもたらす権勢欲や金銭欲が支配する構造を生み出す中で、本当の感情を押し殺して生活しなければならない状況にあったと三角さんがおっしゃっていましたが、こうした状況は今の日本にもまた違った形で存在していると思います。自分の意見をしっかり持ち、声を上げていくことの大切さを痛感しました。

酒井大直                                        

この動画で初めて731部隊の存在を知りました。731部隊とは各界の権威が集まったエリート組織であり、成果利益を優先するがゆえに、他者の生命に対して無感覚になる戦争の恐ろしさを感じました。元少年隊である三角武さんも戦争中は、匪賊は死刑囚だから実験材料として利用してもいいという一般的な風潮によって、自分の考えを外に発信できず、今となっては恐ろしいことをしたと認識し、戦争なんかするべきではないと言っておられ、本来、国家医学のために努めるはずの科学者が戦争をより残酷なものにしていると感じました。

星島園子      

この動画を見るまで731部隊の存在を知りませんでした。そしてこの部隊が細菌兵器開発のために、生きた人間をも実験材料として使ってしまうというろくでもない組織だということを知りました。3000人もの人が被害にあったと知って、その分悲しい思いをした人も3000人いたのだと思うと胸が張り裂けそうな思いになりました。京大、東大のエリート医学者たちも関わったことで、実験が大規模なものになったということで、命を守るべき医者が当時はその逆のことをしていたということは私には考えられません。牢獄に閉じ込められていた人はどのような気持ちだったのだろうと考えてしまいます。戦争というものは、勝とうとすると,誰もが人間の心,善意を忘れてしまうのだと思いました。だから、せっかくの専門的で豊富な知識を間違った方向で使わないためにも、戦争は絶対に断固としてやってはならないと思います。

 

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