中日国交正常化45周年を記念する中日大学生千人交流大会が29日、北京大学で開催された。中国国務院の劉延東・副総理が出席し、基調演説を行った。人民日報が報じた。
劉副総理はまず同大会開催への祝辞を述べ、「中日の国交が正常化したこの45年、中日関係は紆余曲折し、山のような厳しい試練に直面してきたものの、両国の各分野における協力は発展を続けており、両国の国民、特に青年世代がそこからたくさんの恩恵を受けてきた。中日の平和、友好、協力は両国の国民みなが願うところで、大勢の赴くところ。双方は中日国交正常化45周年と、来年の中日平和友好条約締結40周年を機に、中日間の4つの基本文書と4つの原則的共通認識に基づいて、実務的な協力のレベルを向上させ、両国関係を正しい方向に向かって改善、発展させるべき」と指摘した。
また、「中日友好の基盤は民間、未来、青年にある。同大会は、両国の青年が共に中日関係を改善、発展させるための実際の行動で、両国の盛大な人文交流でもある」と強調。「両国の青年がこの機会を大切にし、意見を交換し、親睦を深め、互いに学び、友情と理解、信頼の架け橋を築くことを願っている。そして、両国の青年が、大局的見地から物事を見て、時代の発展の脈拍を感じ取り、各自が見聞きしたことをシェアし、両国の民間の心の交流を促進させ、中日友好の社会、民意の基礎を構築することを願っている。両国の青年には、先人の初心を忘れずに、歴史を教訓とし、未来に向かうという精神を抱き、平和的に共存し、代々友好を保つという信念を堅く持ち、両国関係の発展のためにプラスのエネルギーを注入し、中日の平和、友好の新たな章を書き加えてほしい」と語った。
日本の元首相・福田康夫氏もビデオ動画でスピーチを行った。中日両国の大学生約1000人が同大会に参加し、「中日大学生平和友好宣言」を発表した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年8月30日
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