新たに任命された呂健在タイ中国大使は29日、バングラデシュ、カンボジア両国の商務大臣とタイ・バンコクにある国際連合コンベンションセンターで、「アジア・太平洋地域におけるペーパーレス貿易の円滑化についての枠組み協定」に調印した。貿易データ文書の電子化を推進し、国際貿易の効率と透明性を高めるのが狙いだ。新華社が伝えた。
当日は、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)のシャムシャド・アクタール事務局長、およびタイ、パキスタン、モンゴル、韓国の代表が調印式を見守り、同協定を支持する姿勢を打ち出した。
同協定は2016年に行われたESCAP第72回総会で可決されたもので、同年10月に加盟国が調印した。規定に基づき、協定の発効には5ヶ国以上の加盟が必要とされていた。
呂大使は、「この協定への調印はアジア・太平洋地域の貿易円滑化を促進する上での重要な成果だ。協定の達成は貿易円滑化を着実に推進し、開放型経済発展の道を歩もうとするこの地域の各国の政治的な願いと決意を示すものであり、また各国がシングルウィンドウ化を規範化し、電子貿易文書の統一のインターフェースを構築し、国境を越えた商品検査の相互認証を実現するなどのために、共通の行動の枠組みを提供したことになる」と述べた。
中国は12年8月に通関業務のペーパーレス化改革をスタートし、14年4月にすべての税関の通関業務の現場および分野での100%ペーパーレス化を実現した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月30日
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