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海洋経済、BRICS間協力の新たな目玉に

 

科学技術が目覚ましい進歩を遂げるなか、海洋資源を活用した「海洋経済」(ブルー・エコノミー)が急速な成長期を迎えている。

海洋経済は世界経済を牽引する新たな成長エンジンになり、BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)にも大きな成長機会を提供するとみられる。

福建省アモイ市で開催中のBRICSビジネスフォーラムで4日、各国から招かれた政府・経済界の要人らが一堂に会し、海洋経済という新たな議題について取り組みの紹介や意見交換が行われた。

南アフリカ共和国フリーステイト州の政府要人は取材に対し、海洋経済は南アフリカ経済の持続可能な発展にとって新たな手段になるとした上で、「海洋には莫大な経済的利益が潜在しており、海洋経済がもたらす海運、物流、漁業関連の機会は至るところにある」と期待感を示し、次のように述べた。

「南アは三方を海に囲まれ、海洋経済が発展する上で自然や資源、立地条件に特に恵まれている。南ア政府はこれまで、自国の経済発展に向け一貫して海洋経済の潜在力の掘り起こしに注力してきた。海洋経済の拡大に向けた「オペレーション・パキサ」(Operation Phakisa)と呼ばれる行動計画を打ち出し、海運、製造業、沿海の石油・天然ガス資源開発や水産養殖業の振興などに特に力を入れてきた。BRICS諸国が長い海岸線を有していることを踏まえ、5カ国が海洋における石油・天然ガス資源開発や港湾建設、遠洋物流といった分野で協力していくことが望ましい」

 

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