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海洋経済、BRICS間協力の新たな目玉に

 

ブラジル主要港の幹部は、海洋経済の拡大に注力することの重要性を説き、海洋経済を強大化させるだけでなく、効率的で質の高い港湾インフラの整備に注力することが重要で、それによって陸と海を一体的に発展させ、海洋資源の開発につながるとの見方を示した。

南ア企業家協会の幹部は、BRICS諸国は豊かな資源に恵まれ、高いポテンシャルを持っているとした上で、「BRICS諸国はいずれも海洋経済開発に向けた協力強化を希望している」と指摘。海洋経済は南アと中国の経済貿易協力における重点分野の柱の1つであり、南アと中国企業は20数項目に及ぶ海洋経済関連の提携を結んでいる。BRICS5カ国が運営する新開発銀行のアフリカ本部は「新開発銀行アフリカ地域センター」として南アに置かれる予定だが、今後はより多くの資金を港湾のインフラ整備やその他の海洋関連産業に投じていきたいと意気込みをみせた。中国の提唱する「一帯一路」建設の対象地域はアフリカにも拡張してきており、南アの海洋経済発展に十分な効果をもたらしていると指摘した。

インドの企業グループ幹部は、海洋経済はBRICS間の経済協力の新たな目玉になると指摘。「インドと中国はともに海洋資源開発において数千年の歴史を持っている。ロシアは世界第3位の長い海岸線を持つ海洋強国であり、ブラジル政府は海洋経済発展に意欲的に取り組んでいる。BRICS諸国はこれによって新成長エンジンを生み出すことが可能だ」と述べた。その上で、足元では海洋汚染が年々深刻化するなど環境の悪化が懸念されているとして、経済界が積極的に海洋経済の成長ポテンシャルを掘り起こし、発展を促進して、環境に配慮したグリーン成長の軌道に乗せることに努めるよう呼びかけた。

フォーラムに出席したBRICS経済界の要人らからは、今後とも海洋経済の開発と海洋環境の保護の両立を維持し、汚染源の封じ込めを強化して、環境保護に取り組むべきとの意見が相次いだ。

 

チャイナネットより2017年9月6日

 

 

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