第5回東アジアサミット経済・貿易大臣会議が9日、フィリピンのマニラで開かれた。中国商務部アジア司の呉政平司長は同日、今回の東アジア経済・貿易大臣会議に出席する機会を利用し、中国商務部の鐘山部長が2度にわたりフィリピンの経済官僚と会談したことを明らかにした。両国は、フィリピンでの協力プロジェクトを加速し、年末までの大きな進展に向けて努力することを確認した。
呉司長は、鐘部長が今回、フィリピンの財政相や交通相など内閣大臣7人と会談し、に両国指導者が経済・貿易分野に関してまとめた重要なコンセンサスをどのように実行するかや、中国とフィリピンの経済・貿易協力プロジェクト推進、「中国・フィリピン経済・貿易協力6カ年発展計画」の実施について、幅広く踏み込んだ意見交換を行ったとしている。
今回の会談で両国は、「中国・フィリピン経済・貿易協力6カ年発展計画」の重要プロジェクトについて具体的に話し合い、空港、鉄道、灌漑、水利などの協力プロジェクトに関する作業と連携を加速することで合意。関連プロジェクトを年末のASEANサミット開催までに大きく進めるよう努力することを確認した。
今年3月17日に中国とフィリピンはフィリピン南部のダバオで、「中国・フィリピン経済・貿易協力6カ年発展計画」をまとめ、両国協力の指針としている。
チャイナネットより2017年9月12日 |