以前世界大型パネル市場は基本的に韓国のメーカーに占領されていた。現在、この局面は変わりつつある。
市場調査会社、集邦科技光電研究センター(WitsView)が最近発表したデータによると、2017年、中国大陸は正式に韓国を超えて、大型パネルの供給量が最も大きい地域となった。2020年までに、中国大陸の供給率が50%の水準に急速伸びると予測されている。
WitsViewのベテラン研究経理の王靖怡氏は「中国政府による資金支援と中国の広大な国内市場の吸引の下、世界の大手パネルメーカーは中国において新工場を積極的に建設した。
ここ数年、韓国のディスプレイの二大メーカー、サムスン電子と LG ディスプレイが韓国で第5五世代生産ライン生産能力を持続的に縮小し、サムスンは今年また韓国において第7世代生産ラインを1つ減らした。これは、中国大陸の2017年の大型パネル供給率35.7%・世界一達成につながった。中国の台湾地域がこれに次ぎ、供給率は29.8%、韓国は28.8%で、世界第三位にとどまった。
2016年に、韓国の大型パネル供給率が34.1%で、中国大陸は30.1%、台湾地域は28.9%であった。王靖怡氏は、「2017年、新しい世界大型パネルメーカー製造業の構図はすでに出来上がった」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月13日
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