商務部(商務省)サービス貿易・商貿サービス業司の洗国義司長は12日に行われた第8回中国国際アウトソーシングサービス取引博覧会の記者会見で、「2006年から16年にかけて、中国のアウトソーシングサービス産業の規模が急速に拡大し、契約執行金額の年平均増加率は54%に達するとともに、高付加価値業務へとレベルアップを続けており、この先10年間は『黄金の発展期』を迎えるとみられる」と述べた。新華社が伝えた。
同部のデータによると、06~16年の間に、中国のアウトソーシングサービス契約執行金額は13億8千万ドル(約1518億円)から1064億6千万ドル(約11兆7106億円)に増加し、年平均増加率は54%に達した。
同時に、中国のアウトソーシングサービスの国際競争力がアップし続け、オフショアアウトソーシングサービスのグローバル市場におけるシェアが1%から33%に拡大し、世界2位に躍進した。オフショア市場はこれまで日本を中心に、北米、欧州、東南アジア、西アジア、北アフリカなど200ヶ国・地域で開拓を進めてきた。
洗司長は、「中国のアウトソーシングサービスの発展を振り返ると最初は多国籍企業のコード処理、ソフトウェアのテストといった非中核業務からスタートし、徐々に情報通信(IT)コンサルティング、データ分析、研究開発(R&D)デザインなどの高付加価値へと広がっている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年9月13日
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