旅行予約サイト・途牛旅遊網がこのほど発表した「国慶節・中秋節旅行意欲報告2017年」によると、今年は国慶節(建国記念日、10月1日)と中秋節(旧暦8月15日、今年は10月4日)が重なって8日間の連休になることから、観光市場では長距離ツアーやじっくり楽しむタイプのツアーが旅行市場の中心になっている。統計によれば、ユーザーの4割以上が8日間を超える旅行を計画しており、そのうち3割近くが12日間以上という長期の旅行を選択している。「北京日報」が伝えた。
現在の「国慶節+中秋節」期間の旅行予約のうち、海外旅行が52%、国内長距離旅行が36%、国内近距離旅行が12%に上る。海外旅行では人気国の団体ツアーはすでに売り切れ、コストパフォーマンスが高いニッチ市場の目的地も注目を集める。国内旅行では華南、南西、北西の各エリアへの長距離ツアーに最も人気が集まり、「南下西進」の傾向が明らかだが、華北や華東エリアへの近距離ツアーにも引き続き人気がある。
国慶節に海外へ出かける人の属性をみると、現役で働く人々が圧倒的多数を占める。調査研究データをみると、働く人々の7割近くが、忙しい仕事の合間のストレス解消として真っ先に旅行を選ぶという。国慶節連休の旅行は魅力的で、料金が少々高くても、働く人々の「詩情と遠方への旅」を求める歩みをとどめることはできない。再びSNSのモメンツでの「写真コンテストブーム」の到来が予想される。
ユーザーの旅行スタイルには多様化の特徴がみられる。団体ツアーは引き続き人気があり、飛行機や高速鉄道などの交通手段でそれぞれ目的地に向かい、現地でツアーに参加するスタイルも人気が高い。フリーツアー、半フリーツアー、ドライブ旅行、現地での観光オプション、レンタカーなどさまざまな旅行スタイルがどれも多くの参加者を集める。
注目されるのは、9月21日に運行速度を引き上げた高速鉄道「復興号」が北京-上海エリアの鉄道利用ツアーの人気を一層加熱させ、「国慶節+中秋節」旅行の新たな人気商品になっったことだ。
「人民網日本語版」2017年9月18日 |