紡績・衣料品クラスターにおいては、長江デルタを重点とし、紡績・衣料品設計、研究開発と貿易センターの形成を進め、高級衣料品の設計イノベーション能力を向上させる。湖南省、湖北省、安徽省、江西省、四川省、重慶市などで現代紡績生産基地を構築し、雲南省と貴州省などで観光紡績製品を重点的に発展させ、江蘇省と浙江省で差別化した繊維、ハイテク繊維と生物質繊維技術、及びその産業化の発展を加速させる。
現在、長江地域で、地理的位置、産業、労働力、市場などのメリットを利用して長江経済ベルトに跨る産業クラスターを構築しなければならないということについて、各業界はすでに共通意識を持っている。海外の経験から見て、欧州や米国などの先進諸国も似たような方法を取っていたことが明らかになった。五大産業クラスターを通し、長江沿いの各省・市の資源とメリットを更に発揮することができ、将来には、長江経済ベルトの産業配置と発展レベルを最適化し続け、産業の中・低級レベルから中・上級レベルへのモデルチェンジを促進させる。
広東体制改革研究会の彭澎副会長によると、長江経済ベルトには数多くの優勢産業があり、産業構造が更に合理的で、区域内の労働力が比較的十分な状態で、水資源と船舶資源も豊富な状態であることに加え、市場にも近いため、全区域産業チェーンの構築に最適な選定場所だという。また、彭澎副会長は、五大産業クラスターの形成とともに、長江上、中、下流地域の産業配置が更に最適化されつつあり、長江経済ベルトに新しい産業配置が形成され、引き続き隣接区域の協同発展を力強く推し進めていくと考えられる。
「人民網日本語版」2017年9月22日 |