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単身世帯激増で日本の家電業界に「おひとりさま」ブーム

 

▽ワンルームマンション向けの製品続々登場

株式会社エスキュービズムは8月に超薄型ロボット掃除機を売り出して話題を集めた。このロボット掃除機はワンルームマンション向けに開発された製品で、その厚みはわずか3.2センチメートル、ピンポン玉よりも薄く、単身者のコンパクトな住まいを掃除するのに適している。

また一方で大手家電メーカーもすでに各種製品を売り出している。パナソニックは2011年に小型洗濯機「プチドラム」を売り出すと、その後も次々と単身者をターゲットにした「プチ家電」シリーズ製品を売り出しており、多額の資金を食器洗い乾燥機や掃除機の開発に投じている。

そのほかにもパナソニック、象印、三菱電機等のメーカーが争うように小型炊飯器の研究を進める中、日立製作所が「少量がおいしく炊けて、そのまま食卓に運べる」というIH炊飯器「おひつ御膳」を開発し、単身者や中高年者から高い人気を得ている。

ジェネリック家電メーカーと販売店が単身者顧客の奪い合い

ツインバード工業が売り出す単身者向け家電は、その売上高の大半を占めている。同社が単身者向けにデザインしたサイクロンスティック型クリーナーは部品点数を減らすことで軽量化とコストダウンを実現し、同時に故障しにくいというメリットも生み出している。

このほかにも、日本の電機量販店のビックカメラは単身者向けの「TAG line」というオリジナルブランドを立ち上げ、約5万円ほどで電気炊飯器から電気ケトル、電子レンジ、冷蔵庫などの家電を取りそろえることができ、新社会人からの人気が高い。

報道によれば、日本だけでなく米国などでも単身者が増加傾向にあり、今後も単身者向け製品の動向に注目が集まるだろうとしている。

 

「人民網日本語版」2017年9月25日

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